中国では旧暦の正月を春節、旧暦5月5日を端午節、旧暦の8月15日を中秋節として3つ合わせて三大節句といわれています。
日本にある中華街では中国の節句に合わせてさまざまなイベントが行われています。
中華街といえば横浜では?と思われるかもしれませんが、横浜や神戸よりも歴史が古いのが長崎の中華街なんです!
長崎で行われる大きなイベントとして名が知られているランタンフェスティバルも、三大節句の春節祭を起源としており、長崎の冬の風物詩になっています。
中秋節とはそもそも何をする節句なのかというと、日本でいうお月見と同じです。日本ではお団子を食べるように中国では月餅を食べます。
中秋節は団円節とも呼ばれ、家族で一家団らんを楽しむ日でもあります。家族で円卓を囲み、丸いお皿で食事をしながら月を眺めます。
中国では満月は円満や完璧の象徴とされていて、一年のうちで月がもっとも円に近くなる中秋の満月をとても大切にしています。中秋節はそんな月を眺める特別な行事です。
長崎で秋のお祭りといえば秋の大祭として有名な長崎くんちがありますが、その前に長崎新地中華街では中秋節のイベントが行われます。
長崎の新地中華街で行われる中秋節のイベントはどんなものか、紹介していきます。
長崎限定!?中秋節だけのお得な「オリジナルお月見セット」
中秋節は年に一度、新地中華街では各加盟店で料理や商品などが購入できる、とてもお得なオリジナルお月見セットが用意されています。
通常だと1,300~1,500円する料理や商品が、なんと前売り券1,100円(当日券1,200円)で楽しめるのです!
一例をあげると、蘇州林ではお月見券1枚でイベント期間中毎日20杯限定で長崎県産の伊勢エビを使った伊勢海老ちゃんぽんや、ちゃんぽんまたは皿うどんに点心2品付きのメニューが食べられます。
前売り券は華僑会館や各加盟店で販売されており、当日券は湊公園に設けられるインフォメーションで購入できます。
しかも!このお月見券は金券としても利用できて大変に人気がありますので、中秋節に行くなら必ずゲットしておきたいですね。
長崎の中華街で行われる中秋節のイベント
長崎新地中華街の中秋節のイベントは2018年は9月24日(月)~30日(日)に行われます。
イベントの開催時間は17時00分~21時00分で、見どころでもある月に見立てた1,000個の黄色い満月灯籠が点灯される時間は17時00分~22時00分です。
中華街の横にある湊公園では中国獅子舞や龍踊り、変面ショーや二胡の演奏など、これぞ中国という出し物が行われ、最終日の30日には子供たちによる龍踊りの練り歩きも行われます。
せっかくイベントに参加するならチャイナドレスを着てみませんか?
男女や年齢を問わずにチャイナドレスを着てきた人にはUSJペア旅行券などの豪華な景品が当たるガラポン抽選会に参加できます。
チャイナドレスは500円でレンタルもでき、購入するとちゃんぽん無料券が付いてきます。
詳しい情報は長崎新地中華街公式ホームページに掲載されています。
長崎新地中華街公式HP
http://www.nagasaki-chinatown.com/
まとめ
長崎には世界遺産に登録されている旧グラバー住宅や軍艦島こと端島炭坑など、観光で訪れる人にとってたくさんの見どころがある観光県です。
異国情緒を感じさせる街で、日本のお月見の元祖である中国のお祭りを日本で楽しんでみてください。
日本のお月見、中秋の名月はそもそも中国から伝わったものです。
グルメや出し物を楽しむだけではなく、その風習の違いを見比べてみて、長崎や中国に少しでも関心を持ってもらえたらと思います。