実りの秋にはおいしいものがたくさんあって、つい食べ過ぎてしまうことも多いのではないでしょうか?
現在では保存技術が発展して、一年中さまざまな野菜や果物が手に入りますが、その分、旬がわかりづらくなったともいえます。
旬の食材はその季節にたくさん収穫ができるため、経済的であるとともにおいしく栄養価も高くなります。
秋に採れる新鮮でおいしい野菜や果物にはどんなものがあるのか、おススメの調理法なども交えて紹介していきます。
知ってた?秋が旬の野菜や果物のいろいろトリビア
9~11月にかけて出てくる秋が旬の野菜は、人間も参ってしまいそうな厳しい夏の暑さを乗り越えた根菜類が多くなってきます。
夏の疲れや弱ってしまった胃腸を整えてくれるビタミンや食物繊維などの栄養がたくさん詰まっています。
そしてこれから迎える冬に耐えられるような体づくりに必要な栄養素も含まれています。
夏の疲れを引きずらないように、秋の野菜や果物を食べて、冬の寒さにも負けない体を作っていきましょう。
秋に旬を迎える野菜はブロッコリーやチンゲンサイ、ニンジンやレンコン、カボチャやサツマイモ、ナスなどがあります。
「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざがあるナスですが、ナスは本来夏野菜であり、ことわざにいわれる秋とは旧暦の秋のことで、現代でいえば8月下旬から9月にかけてを指します。
ナスの成分はほとんどが水分で、秋ナスになると皮が薄くなってやわらかくなり、身が締まっておいしくなります。
「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざには2通りの意味があり、おいしいナスを憎たらしいお嫁さんには食べさせたくないという意味と、水分が多いため大切なお嫁さんの体が冷えないように食べさせないという意味があります。
水分が多く、利尿作用があるカリウムが多く含まれているので、夏の暑い時期には体を冷やす効果が期待できます。
秋には油との相性がいいので、加熱して食べるなど調理方法を変えるとよいでしょう。
秋に旬を迎える果物には柿や梨、ブドウや栗などがあります。
栗は栗ご飯など料理に使うだけではなく、ケーキなどのスイーツにも使われています。
ホクホクとしておいしい栗ですが、含まれている栄養素を知っていますか?
旬の食べ物で食べる機会が少なく、おいしいから食べられるだけで満足という人も多いでしょう。
栗はデンプンを主成分として一個の実のカロリーが高く、ビタミンやミネラルも含まれていて、効率よく栄養を補給できる食べ物です。
縄文時代の遺跡から出土しており、古い歴史はおいしいさだけのせいではないのでしょう。
その他にも秋といえばキノコを思い浮かべる人も多いでしょう。
キノコは食物繊維が多く、低カロリーでミネラル分も豊富です。
シメジやマイタケ、シイタケなどが代表的ですが、秋ならではキノコといえば、やはりマツタケでしょう。
マツタケは特に香りが良く「香りマツタケ、味シメジ」といわれるほど、香りを楽しんで食べられるキノコです。
秋といえば何思う?こんな食材や野菜でおいしい料理を作ってみよう!
秋といえば、どんな食材を使った料理が食べたいですか?
旬の食材を取り入れた、食欲の秋を満喫できるレシピを紹介します。
焼き根菜の和サラダ
材料:4人分
ゴボウ:1/2本
レンコン:1/2節
サツマイモ:1/2本
カボチャ:1/16個
水菜:約50g
☆玉ねぎ:1/8個
☆生姜:1片
☆酢・しょうゆ・はちみつ:各小さじ2
☆塩:小さじ1/2
☆サラダ油:大さじ1
かつお節:3g
いりごま:大さじ1
サラダ油:適量
1. 玉ねぎと生姜をすりおろし、☆のついた材料をすべて入れてよく混ぜ合わせます。
2. ゴボウの皮を剥きいて、3~4cmの長さに切り、縦に4等分にします。
レンコンは皮をむいて5mmくらいの幅で輪切りにして、酢を少々入れた水にさらします。
サツマイモは皮ごとよく洗い、5mmくらいの幅に輪切りにして、水にさらします。
カボチャは5mmくらいの幅に切り、水菜は2~3cmの長さに切ります。
3. 熱したフライパンにやや多めのサラダ油(大さじ1~2くらい)を入れて、水気を切ったレンコンとゴボウを弱めの中火で焼きます。
水気を切ったサツマイモとカボチャも同様に焼いていきますが、油が少なくなったら追加してください。
4. エアレス専用真空容器に1で作ったドレッシングを入れ、ゴボウ・レンコン・サツマイモ・カボチャの順に入れ、その上に水菜とかつお節、いりごまをのせて蓋をして、脱気します。
冷蔵庫で一晩置いて出来上がりです。
秋の食材をふんだんに使った、栄養バランスも良いサラダです。
まとめ
秋といえば読書の秋、芸術の秋、そしてなんといっても食欲の秋ですよね!
涼しくなって気候も良くなると、体調もスッキリとしていろんなものがおいしく感じられます。
秋の野菜や果物を存分に味わってくださいね!