長崎くんちは国の重要無形民俗文化財に指定されている、長崎市の秋の大祭です。
毎年10月7~9日に開催され、子供だけではなく、大人も楽しみにしているお祭りです。
祭りのメインともいえる豪華絢爛な奉納踊は日本的な山車もあれば中国やオランダ、ポルトガルなど、長崎と関係が深かった外国の風情も取り入れられていて、異国情緒にあふれています。
長崎くんちでは7日の初日をお下りといって、諏訪神社に祀られている三体のご神体が御旅所に向かい、8日の中日には企業や民家などの入り口の前で踊りを披露する庭先回りが行われ、9日の後日に諏訪神社にご神体が帰っていくお上りが行われます。
ご神体が諏訪神社を出る前に踊場で、7つの踊り町が奉納踊を披露し、ご神体は御旅所へ向かっていきます。
踊場には奉納踊を間近で見られる桟敷席が用意されていて、ダイナミックな演し物を目の前で楽しめます。
桟敷席は1桝4人掛けを基本に一部バラ席があり、6月7日にくんち踊馬場さじき運営委員会事務所にて朝7時00分から引換券が販売されます。
その後、6月11日の9時30分から電話が、10時00分からインターネットでの販売が行われます。
諏訪神社で行われる奉納踊は7時00分に開始してとても朝が早く、すべての演し物が終わるのが10時30分くらいになり、長時間の観覧になります。
そのため座って見られる桟敷席は大変に人気が高く、販売当日に完売してしまうこともしばしば。
諏訪神社の桟敷席は、S席は30,000円、A席24,000円、B席18,000円(バラ席4,500円)、C席12,000円(バラ席3,000円)、と高めに価格設定されています。
良い席からドンドンとなくなっていってしまいます。
2018年分はすでに完売しており、当日に販売する立見席(1,500円)のみとなっています。
諏訪神社の桟敷席に関してはこちらをご覧ください。
諏訪神社くんち踊馬場さじき運営委員会
秋の風物詩♪やっぱり長崎くんちは諏訪神社で見るのが一番!
奉納踊の演し物は諏訪神社以外にも御旅所や八坂神社、中央公園でも披露されますが、長崎くんちファンに人気が高いのは、やはり諏訪神社での奉納踊です。
諏訪神社はご神体が祀られている場所であり、祭りのオープニングを飾る場所です。
諏訪神社 Google MAP
https://goo.gl/maps/hZzFVkkxsFR2
毎年長崎のテレビ局は諏訪神社での奉納踊を中継しており、祭りに行けない人たちが少しでもくんちの雰囲気を自宅で味わっています。
祭りのメイン会場ともいえる諏訪神社の桟敷席は、演し物を奉納する踊り町の人たちも一番気合が入っており、観覧する人たちも「モッテコーイ、モッテコイ」と掛け声をかけて盛り上がります。
ですが、それだけ桟敷席も人気が高いため、なかなか手に入れられないという場合には、いっそ諏訪神社での観覧を諦めて他の踊場の桟敷席を狙ってみるのも1つの方法でしょう。
御旅所、八坂神社、中央公園の桟敷席の販売は各踊場によって日付と場所、金額に違いがあるので、詳細をご確認ください。
御旅所(元船町お旅所さじき運営委員会)
八坂神社(八坂神社さじき運営委員会)
http://kunchi-yasaka.com/index.html
中央公園(長崎商工会議所業務課)
http://nagasaki-kunchi.com/kanranken/ticket20180529.pdf
イイ席で楽しみたい!長崎くんち☆諏訪神社での気になる座席表⁉
諏訪神社の桟敷席の購入方法は少しややこしく、6月7日に販売される引換券を買い、抽選で座席チケットと引き換えると座席が確定します。
引換券を購入する際にも並ぶ必要があり、引換券の販売が終わると指定券本券との引き換えが始まりますが、そこでも抽選のために並ばなくてはいけません。
S席やA席などと区割りされている中で抽選をしていくため、イイ席で楽しめるかどうかは運次第なのです!
祭り当日のチケットの裏に座席がわかるように座席表が書いてありますが、指定券本券への引き換えが抽選のためだからなのか、公式のホームページにも座席表は公表されていません。
演し物の紹介やくんちに関する行事一覧など、詳しくはこちらもご覧ください。
長崎くんち <長崎伝統芸能振興会>公式HP
まとめ
長崎くんちの踊り町7年に一度の周期で59の町を回っているため、7年後にしか見られらない演し物もあり、2018年には椛島町の太鼓山(コッコデショ)が奉納されます。
桟敷席での観覧は伝統的な奉納踊が目の前で繰り広げられ、やはり迫力が違います。
ぜひ、桟敷席に座って長崎くんちを堪能してみてください。