医療事務は、特に女性に人気の高い職業ですよね。
人気資格ランキングでも、常に上位に位置しています。
今回は、人気の医療事務の仕事内容について詳しく掘り下げ、またあると役立つ資格やスキルについてご紹介します。
医療事務の仕事内容を詳しくご紹介!
医療事務とはその名の通り、医療機関での事務のお仕事です。
事務の仕事だからと常にパソコンに向かい仕事をしているイメージが強いかと思いますが、それだけではありません。
医療事務の仕事内容は大きく分けて3つに分けられます。
ひとつずつご説明していきますね。
1つ目は「レセプト業務」です。
私たち患者は病院で診察を受けるとき、保険証を出しますよね?
するとかかった費用の3割または1割を病院に支払います。
残りの7割または9割は保険者(市町村や健康保険組合など)が支払うことになっています。
その7割または9割の費用を保険者に請求するための明細書をつくるのが、レセプト業務なのです。
少し難しいですが、この仕事が正確に行われなければ病院側に診療報酬が支払われません。
高い専門的知識と作業の正確性が必要となる重要な業務です。
2つ目は「受付・会計業務」です。
病院の受付も、医療事務の仕事なんですね!
受付業務は来院した患者さんから保険証を預かったり、診療科へご案内する仕事です。
私たちが受付に行ったときに対応してくださる方なので、イメージしやすいでしょう。
会計業務は、診察後に患者さんからかかった診療費伝え、受け取る仕事です。
診療費は、患者さんの診療内容を診療報酬点数表から点数化し、医療保険をもとに金額が決まります。
この2つの業務は事務的な仕事でもありますが、直接患者さんと接するまさに病院の顔と言えますね!
3つ目は「クラーク業務」です。
聞き慣れない業務名かと思います。
業務内容は、患者さんと病院スタッフ(医師・看護師)の橋渡しをする役割を持つとイメージすると分かりやすいですよ。
外来のクラーク業務は、受付や電話対応、カルテの検査の準備などです。
入院のクラーク業務は入院に必要な事務作業です。
例えば入院手続きや検査や手術のスケージュール管理などがあります。
どの業務も病院、そして患者さんにやその家族にとって欠かせないものですね。
そして医療事務は、自分自身にとっても医療知識や患者さんへの対応を身につけられる仕事ではないでしょうか。
専門的知識も必要ですが、患者さんやそのご家族が安心して気持ちよく来院し治療をしていただくか考えることも大切な仕事です。
医療事務の試験は難しいけど取得の必要は?
現在医療事務の仕事をするのに、資格は必要ありません。
資格を持っていなくても医療事務スタッフとして働いている方はいらっしゃいます。
しかし、レセプト業務のように専門的な知識を必要とすることもあります。
様々な知識をもって業務に臨んだ方が、知識を生かしてうまく仕事に取り組むことができるでしょう。
このようなことから医療事務で働く場合は医療事務の資格を持っておくことをオススメします。
そして、自分の今後のスキルアップにもつながります。
医療事務の仕組みや専門的知識や用語を勉強しているだけで、現場の業務内容や実際に業務にあたる際もスムーズにできます。
そして、病院側としても資格を持っていた方が安心して仕事を任せることができます。
医療事務の求人の多くは資格や経験を優遇する傾向にありますので、面接の際はどうしてもその部分を聞かれるでしょう。
資格を持っていて損をすることはありません。
医療医務の資格は国家資格ではなく、すべて民間の資格です。
レセプト業務に役立つ資格試験や受付業務に役立つ接遇能力の試験など、種類が多いので自分が必要な資格を探して受けてみるといいですね。
医療事務の資格を持つメリット
医療事務の資格を持つメリットはいくつかあります。
例えば、
- 就職や転職に有利である
- 専門的知識があるのですぐに即戦力になる
- 資格手当てがつくことがある
などが考えられますね。
特に女性に人気の資格なので、女性が医療事務の資格を持っているといいことを考えてみましょう。
1つ目は女性は結婚後や出産、子育てなどライフスタイルの変化に応じて仕事を続けることです。
旦那さんの転勤で違うと土地に引っ越したとしても、その場所で医療事務の資格をもって仕事を探すことができます。
また、結婚前は正社員で働いていても、出産や育児を経て復職する場合はパートで働くこともできますよ。
どんな場所でも、どんなライフスタイルでも、いくつになっても資格があればその状況に応じた働き方ができます。
2つ目資格があれば日常生活に行かせることがたくさんあります。
例えば、自分や家族が病気にかかって病院に行った時、保険や治療費の知識があればある程度のことは分かったり予測がつきます。
このように実生活の様々なところで役立つことがありますよ。
3つ目は就職に有利なことです。
医療現場は日々進歩していて、今後医療事務も専門的知識・資格を持っている人材がさらに必要になるでしょう。
医療事務の資格をもっていれば、転職を考えた時にも就職先が見つけやすく採用される可能性も高まります。
このように医療事務の資格を持っておくといくつものメリットがあるので、女性を中心に人気の高い職業なんですね!
資格は自分を守る大きなお守り・武器になります。
最近働き方改革の考えが叫ばれる中、女性の働き方にも変化が起きています。
ライフスタイルの変化や転職を考えた時に、きっと役立つ資格ですよ。
医療事務で必要なスキル
医療事務の資格の必要性についてご説明してきましたが、資格以外にも医療事務の仕事で必要なスキルが考えられます。
1つ目はコミュニケーション能力です。
事務職ですが、一人で黙々と作業すれば良いわけではありませんよね。
受付業務のように患者さんと関わることもあります。
体調が悪く来院された患者さんに対して小さな声で話したり、ぶすっとした態度で対応しては、患者さんの病院への信頼はどうなるでしょうか。
またスタッフ間でも連絡・報告・相談(ホウレンソウ)が十分にできていなければ、仕事がうまく回りません。
初めは慣れないことかもしれませんが、相手の気持ちを考えて行動すればおのずと身についてきます。
2つ目は、マナー・接遇能力です。
コミュニケーションに繋がる部分でもありますが、社会人としてもマナー・接遇を身につけておくことは必要なことです。
人を相手にする仕事ですので、言葉使いや態度には十分に気をつけましょう。
自分や家族が対応を受けたときに、どうしてもらうと嬉しいかを考えるといいのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか。
今後さらなる高齢化社会に伴い、医療事務の求人や資格の必要性は高まることが予想されます。
医療事務の仕事は、患者さんや医療スタッフには欠かせない存在であり、自分自身がやりがいを得られる仕事です。
資格を持って働くことは、自分のスキルアップにも繋がりますよ。
私も医療事務ではありませんが介護事務の資格を持っています。
資格取得の勉強をすると、知識だけでなく介護全体のことを深く知ることができ、視野が広がりました。
資格を取ったことは、自分の成長に繋がったと感じていますよ。
今回の記事を参考に、あなたも医療事務の世界にチャレンジしてみませんか。