現在放送中のプリキュアシリーズ、「キラキラ☆プリキュアアラモード」。
久々の5人体制や動物での個性付け、上級生プリキュアのちょっとアヤシイ関係など
新しいアイディアがたくさん詰め込まれていて、とても見応えがありますよね!
そんな「キラキラ☆プリキュアアラモード」のテーマソングも、番組の内容と同様、
今までのプリキュアソングを踏襲しながらも新しい試みがなされていて、とても面白い曲になっています。
今回は前期のエンディング曲、「レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」を紹介します!
・ファンクって何?
・レッツ・ラ・クッキン☆ショータイムってってどんな曲?
・どんなアーティストやCDがオススメ?
このページでは
- キラキラプリキュアアラモードのedはファンク!?
- ファンクってアニソンに使われるもの?
- ファンクのおすすめを教えて!
以上、3つのタイトルにそって紹介していきます!
プリキュアはOPもEDも毎回、曲がこっていて本当にカッコいいです。
今回のキラキラプリキュア・アラモードの曲は個人的にかなりヒットしてます!!
そんなキラキラプリキュア・アラモードのED曲について紹介していきます。
それでは早速、詳細を見ていきましょう!
キラキラプリキュアアラモードのedはファンク!?
「レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」は、最近プリキュア関係の曲作りに参加し始めた謎の新進気鋭作家「Nostalgic O rchestra」が作詞作曲編曲し、今まで数々のプリキュアソングを歌ってきた宮本佳那子さんが歌っている、「キラキラ☆プリキュアアラモード」のエンディング曲です。
「プリプリ~」のフレーズと可愛いお尻プリプリダンスが印象的ですが、ここではそんな話はしません。
私は初めてこの曲を聴いた時、一発で「これは、ガチのファンクだ!」と驚きました。
まず一番出だしのギターとドラムからしてカッコイイというか、子ども向けに作っているとは思えないグルーヴ感。
そして曲が始まりバックで鳴っている管楽器。これが超ファンキーなのです。
さらに始めのサビの後(「ダンシンダンシン踊らにゃソン~」の後)のコーラス。これは完全にファンクです。
この曲がすごいのは単にファンクなだけではなく、「プリキュアソング的」で「踊れる」「ガチのファンク」という所です。
サビのドラムはシンプルなダンスビート(ズンタンズンタンみたいなあれ)でダンスミュージック的です。
数年前にFranz FerdinandやBOOM BOOM SATELLITES、TRICERATOPSなどから火が付き、今ではサカナクションやKANA-BOONでお馴染みになった「踊れるロック」というジャンルがありますが、これも「バンドサウンドだけどドラムはシンブルな16(もしくは8)ビート」が基本です。
あるジャンルにこういったダンスビートを混ぜると、途端にダンスミュージックに変身するのです。
(ファンクはそもそもダンスミュージックだろ、とかいう野暮なツッコミはご勘弁ください)
「レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」は「踊れるファンキーなプリキュアソング」という色んな要素を高次元で融合させた意欲作になっています。
ファンクってアニソンに使われるもの?
そもそも「ファンク」とはなんなのか??
アニソンに使われるようなジャンルなのか?
今更感がありますが、ちょっと紹介していきたいと思います。
ファンクというのは、ブラックミュージック(R&Bやソウル、Hip-Hopなど)の中の1つのジャンルで、
ファンクの元祖として有名なのが、ジェームス・ブラウンです。
私はそこまでファンクに詳しいわけではなく詳細は書けませんので、できるだけシンプルに説明します。
・サックスやトロンボーンなどのホーンセクション
管楽器が目立つのがファンクの特徴の一つです。
・「タメ」のリズム
リズムがきっちりしているというよりは、ちょっと遅めにずらす(いわゆるタメる)事で独特のリズム(グルーヴ)を作ります。
ちょっと前述の説明とは違いますが、例えばプリキュアでは、サビ直前の「(ウン)ジャン、ジャンジャン♪」の部分や
サビの「ちょっとちょっとチョコっとちょうだい♪」の後の「チャララチャッチャ~、(ウン)ジャン!」の「ジャン!」の所です。
タメてからの一斉ユニゾンです。
・スラップベース
ベースの弦を指で強くはじいて演奏する方法です。ラリー・グラハムというベーシストが広めた事で有名です。
が、日本では「もってけ☆セーラーふく」でスラップ・ベースを知った人も多いです。
アニメ「らき☆すた」のオープニング曲です。当時は今以上にマイナージャンルだったアニメソングを1段メジャーに引き上げました。
出だしからブイブイ言っているベースがまさにスラップ。途中からサックスも加わり、ファンクの要素も多分に含まれています。
ファンクのおすすめを教えて!
ファンクにも色々ありますが、その中でも「レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」が気に入ったあなたへオススメのファンクのアーティストやCDをいくつか紹介します。
・堂本 剛(ENDLICHERI☆
kinki kidsのソロプロジェクトですが、これが馬鹿にできないクオリティなのです。
剛くん自身がジミー・ヘンドリックスやスライ&ザ・ファミリー・ストーンなどファンクの礎となったアーティスト達を
リスペクトしているらしく、しかもサポートメンバーも優秀なスタッフが揃っています。流石ジャニーズ、予算が潤沢です。
ファンキーなJポップといえばスガシカオなどが良く挙げられますが、個人的には彼が一番ファンクとJポップの融合を
成功させているように思います。
オススメCDは「ENDLICHERI☆
一番ファンクしています。このアルバムはすごいぞ。
・グラハム・セントラル・ステーション
スラップ・ベースで紹介したベーシスト、ラリー・グラハムが立ち上げたバンドです。
ラリー・グラハムはスライ&ザ・ファミリー・ストーンのベーシストとして有名ですが、ここではスライよりも
グラハム・セントラル・ステーションをオススメします。
スライでは大人しめのプレイであまり目立たなかったラリー・グラハムですが、こっちのベースはとにかくすごい。全体のバランスなんか歯牙にもかけない暴走っぷりを見せていますが、そこがカッコイイ。
オススメ曲はアルバム「いかしたファンキー・ラジオ」収録の、とにかくノリノリの「POW」。
iTunesやAmazonでのダウンロード販売もあります。
オススメCDは「Mirror」と「Release Yourself」ですが、これら2枚を含めた初期のアルバム5枚セット
「Graham Central Station(Original Album Series)」が1000円台で買えるので、コレがオススメです。
ちなみにこのセットにも入っている曲「Feel the need」は、モーニング娘。の「ザ・ピ~ス!」の元ネタになっています。
(ウォウウォ♪ウォウウォ♪の部分) つんく♂はこれ以外にもファンクをモチーフにした曲が多く、ファンクに造詣が深いようです。NHKアニメ「クラシカロイド」でも、バッハの曲をファンク風にアレンジする、という難題(暴挙?)にチャレンジしています。
・Earth,Wind & Fire
ファンクを広めたグループとして有名です。CDはベストアルバムでOKです。一番有名な曲は「September」ですが、
「レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム」が好きなあなたにオススメする曲は、踊れるド派手ファンクの「Boogie Wonderland」です。
ディスコ・ファンクのアンセムです。
これもつんくが♂「黄色いお空でBOOM BOOM BOOM」という曲で元ネタにしています。
・東京女子流
ファンクを少女に歌わせるというコンセプトのアイドルです。ももクロがブレイクする前は、AKBの次に流行るのはももクロか、女子流か、SUPER☆GIRLSか、と言われていましたが、曲の多様性とキャッチーさとライブを売りにしたももクロが天下を取りましたね。
ブラスは然程目立ちませんが、本格的かつオシャレなファンク・サウンドにアイドル歌唱を乗せる事で、
独特の雰囲気を作り出しています。
惜しむらくは歌唱のリズムが真面目すぎて、ファンクに大切なグルーヴ感があまり無い事でしょうか…。
1stアルバム「鼓動の秘密」と2ndアルバム「Limited Addiction」が名盤ですが、
2nd収録曲の「Liar」「Limited Addiction」「W.M.A.D」が特にオススメです。カッコイイです。
・その他
ジェームス・ブラウン:前述の通りファンクの元祖と言われています。色んなアーティストにサンプリングされており、
今でも十分聴けるキャッチーな曲も多いです。
Tower of Power:派手なホーンセクションが特徴です。管楽器好きにオススメ。
在日ファンク:星野源がソロになる前に一緒にバンドを組んでいた浜野謙太が立ち上げたバンド。ジェームス・ブラウンをリスペクトしています。「わからん」はおじゃる丸のエンディング曲でした。
ももいろクローバーZ:あらゆるジャンルの曲を歌っているといっても過言ではないアイドル。アルバム「白金の夜明け」収録曲「マホロバケーション」「桃色空」がファンクです。
プリンス:彼もファンクがルーツにあるようで、特にアルバム「Lovesexy」はオンリーワンのファンク・コンセプトアルバムになっています。他では聴けないサウンドです。オススメです。
以上、キラキラ☆プリキュアアラモード エンディング曲の レッツ・ラ・クッキン☆ショータイムと
ファンクについての記事でした。読んでいただきありがとうございました。