子供が寝る前などに良く母親がやる「読み聞かせ」。
いざ自分が母親になるとそもそも「読み聞かせ」ってやる必要あるの?と、思う時もあるでしょう。
そもそも「読み聞かせ」は学校の教育一環として取り入れているもの。
子供の想像力、創造力、思考力、語彙能力、コミュニケーション能力など、あらゆる力を養う素晴らしいものが「読み聞かせ」。
「読み聞かせ」通して絵本に興味を持ち、成長する過程の中で読書が日常になればその子の思考の幅、豊かな感情は身に付いていくでしょう。
したがって「読み聞かせ」をする側もはんぱにやっては意味がないですよね。
どうせやるなら夢中になってほしいし、子供の成長の糧になってほしいですよね(^-^)
今回はそのコツについていくつかご紹介します!
読み聞かせ当番が回ってきた!?コツは!?小学生にどう読んであげるのが正解
読み聞かせは「個人」にやるのと「集団」にやるのとでまた効果が変わってきます。
「個人」でやる場合のメリットは対象が一人なのでその子にあった世界観を作りやすく本の世界に引き込みやすい。よって読み聞かせ成功率が高くなる。
「集団」でやる場合のメリットは対象が複数であるという利点を生かして、読み聞かせ前、読み聞かせ後などに意識的に意見交換、感想を言わせるような場面を作り子供の思考の幅が広がる、そしてコミュニケーション能力も身に付く。
今回は当番として複数の小学生を対象にということなので上記のようにまずは「集団でのメリット」を生かせるような読み聞かせの場を作りましょう。
絵本の世界と現実の世界をリンクさせた質問などを準備しておき、読み聞かせ前に質疑応答をして、まずは子供たちに今から読む絵本がどのような内容で、その内容に興味が湧くような雰囲気作りから心掛けるのが大事です。
そして、読み聞かせをする絵本の内容の把握、登場人物の把握、その絵本の最終目標、いわば子供達に何を教えたいのかという本質部分の把握を徹底しましょう。
それができていないと読み聞かせがスムーズにできないでしょう。
なぜなら読みながら次にどのような状況になるのか知っておかなければ、読む速度、読み方が行き当たりばったりになって世界観をうまく作れないからです。
登場人物によって声色を変えたり、場面によって静かに読んだり、大げさに読んだり、そういった緩急は誰もが心得ているのですが、その下準備ができていなかったらうまくできません。
必ず下準備を怠らないように!!
後は本ばかり見ずに、子供たちの目を見ることを心掛けましょう。
絵本の世界と現実の世界をつなぐ唯一の人間が「読む人」しかいません。
下準備をしっかりしていればある程度絵本の本文を見なくても読めるものです。
学校の教師とかが何も見ずにスラスラ説明しているのも前日にしっかりと教える内容を振り返り、把握しているからです。
あなたも子供達に絵本を通して何かを教える「教師」になったつもりでやれば、「読み聞かせ」の意義がより一層深まる事でしょう!(^^)
読み聞かせは子供の脳に効果がある!?論文で証明済みだった!?
読み聞かせの効果は以下の通りです。
・いろいろな絵を見る事によって感性が豊かになる。
・世界観が広がり、知的好奇心が刺激される。
・その絵本の場面を想像する過程が想像力の向上に繋がる。
・豊かな言葉の表現が身に付き語彙力が向上する。
上記は一般的なものであり、他にも前述した通り、その絵本についての意見を交換することによって育まれるコミュニケーション能力や、「もしこの登場人物がこうしたら?」新たな場面を作り出す「創造力」も身に付きますね。
子供の脳の発達に間違いなく効果的なものと言えるでしょう。
実際教育論文は多数あります。
教育論文の原本を見るのはなかなか難しいですが、優れた論文を書いた教育学者が本を出版するわけです。
本屋さんにいけば「読み聞かせ」の本はたくさんあります。
そこで誰が書いて、どこから出版されている本なのか見てください。
だいたい全部書いているのは一緒ですが、やはり実践例が載っている教育者、教育研究者、教育学者などのものがオススメです!
まとめ
いかがでしたか?
最後に読み聞かせ成功のコツを一つご紹介するならば「自分が楽しむこと」です!
絵本の世界に自分がどっぷり入り込んで、いろんな事を想像して、自分がその本の楽しみ、価値について納得する事が大事です(^^)
だってつまらなかったら読むのめんどくさくなるし、疲れちゃいますからね。
自分も子供になったように絵本に夢中になりましょう!