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医療事務を目指すきっかけは人それぞれ違って「何となく良いなと思ったから」という考え方も立派な志望動機になると思います。
このように考えるようになったのは、私が他の職業で挫折を味わい、悩んだ末に医療事務の勉強を始めたことが理由です。
もし今、お仕事で悩みを抱えていて、新しいことを始めたい方、違う仕事に就きたいと考えている方、医療事務の仕事も選択肢の一つに加えてみませんか?
私が医療事務を目指したきっかけと資格取得方法についてお話したいと思います。
悩んでいる方は必見です。
医療事務の志望動機は未経験の時は履歴書にありのままを書く!
★看護師としての挫折
私は、看護大学を卒業した後、看護師として総合病院に就職しました。
しかし、夜勤のある病棟勤務だったことと、人の命を預かっているという重圧に耐えきれなくなり体調を崩していまいました。
その後、残念ながら一年も経たないうちに退職の道を選ぶことになったのです。
退職した後も「医療に関わっていたい。でも、直接人の命に関わるのは無理かも…」と、とても悩みました。
そんな中で、興味を持った仕事が「医療事務」でした。
★なぜ医療事務に興味を持ったのか?
私が医療事務に興味を持ったのは、学生時代のアルバイトにさかのぼります。
看護学生だった私は、とても小さい診療所で受付と看護助手のアルバイトをすることになりました。
受付と言っても、医療事務の知識は必要ありませんでした。患者さんが来られたら保険証と診察券をお預かりし、患者さんのお名前を名簿に書いて診察室にご案内しました。
診察が終わったら、お会計をして、その金額をノートに記入するという流れでした。
医療事務の知識が必要なレセプト記入という重要な作業は、先生の奥様がされていたようです。
医療事務の受付と会計という基本的な作業が、未経験の私の役割でした。
診療所には、とても温かい空気が流れていて、私は、患者さんとの触れ合いに喜びを感じていました。
その時の記憶を思い出すたびに、また診療所で受付の仕事がしたいと思うようになったのです。
もう未経験であった学生ではありません。社会人としてしっかり働くためには医療事務の勉強をして、資格を取って働きたいと考えるようになりました。
履歴書にも資格取得を堂々と記入できることは転職にも有利になると考えました。
この看護師としての挫折と、診療所でのアルバイトの経験が私の志望動機になります。
医療事務の資格の取り方はニチイで通学を選択!
資格を取るためにはお金がかかります。私は、日々の生活のことも考えて、診療所で週4日、看護師のアルバイトをしながら、週1日は、ニチイ学館の医療事務講座に通い勉強することにしました。
「ニチイ」って聞いたことがありませんか?医療・介護・教育関連企業「ニチイ学館」は、テレビCMや、求人情報誌などでも見たことがあるかと思います。
このニチイ学館の医療事務講座は、幅広い医療事務の仕事に対応できるように医療保険制度のしくみ、患者接遇マナーなどの専門知識やスキルを習得する講座になっています。
講座を修了すると「メディカルクラーク」の資格試験を受験することができます。
経験豊富な講師から教室で直接指導を受けられる「通学コース」タイプと、自宅で自分のペースで勉強できる「通信コース」タイプの2種類があります。
自分の生活に合わせて勉強方法を選ぶことが出来る点が魅力だと思います。
★医療事務 通学コースについて
現場をよく知るベテラン講師から直接指導を受けることができるので、途中で分からないこと、疑問に思ったこともすぐに質問できました。
全国各地にある300教室の中から通い易い教室を選ぶことができ、担任制・少人数であることも、毎回安心して受講できるメリットだと思います。
受講期間は、約3カ月になります。
午前・午後・夜間・全日など生活スタイルに合わせて時間や曜日を選ぶことができ、土日に集中して学ぶ短期クラスもありました。
集中して受講して最短で1カ月半で取得できる場合もあるそうです。
私が、ニチイ学館を選んだ理由は、単純に自宅の最寄りの駅からすぐ近くの場所に教室があったからです。
通いやすい距離は、普段アルバイトで疲れている私にとっては重要なことでした。
怠けやすい性格なので、一人で黙々と勉強するよりも仲間と一緒に学んだ方がモチベーションが上がると、考え通学コースにしました。
約3カ月通学しながら自宅でも勉強を頑張り、資格試験を受験した結果「メディカルクラーク」の資格を取ることができました。
この「メディカルクラーク」の資格試験は、毎月実施されていて講座修了後に受験することができます。
講座受講料とは別に受験料7,500円が必要でした。
通学コースは、講師から直接指導を受けたい人、短期間で資格取得を目指している人、一人で勉強するよりも、同じ目標を持つ人と刺激し合いたい人におすすめだと感じました。
通信講座や市販テキストによる独学は、強い自己管理が必要です。私のように怠けやすい性格の人には厳しいかな?と思います。
本気で資格取得を目指したいけれど、自分だけでは不安がある人は通学コースで学ぶほうが良いと思います。
★メディカルオペレーターについて
メディカルクラークに合格した後、更に深く勉強したいと思い、医療事務用のコンピューターソフトを取り扱う「メディカルオペレーター」の資格を取るための講座を、引き続き約1カ月受講し、無事に取得することができました。
メディカルオペレーターの講座とは、医療機関特有のレセプトコンピューターについて入力ルールや、操作方法を学ぶコースです。
今は全国のほとんどの医療機関でレセプトコンピューターが導入されています。
コンピューターのスキルを学ぶことは、診療所だけではなく大規模な医療機関で働く時にも役に立つと思います。
この「メディカルオペレーター」の資格試験は、「メディカルクラーク」の資格試験と同じように、毎月実施されていて講座修了後に受験することができます。
講座受講料とは別に受験料8,600円が必要でした。
メディカルクラーク、メディカルオペレーター、どちらの資格も真面目に勉強すればアルバイトなど仕事をしながらでも十分取得することができます。
お仕事や、育児中など通学の方法が取れない方は、通信コースでも同じ資格を取得することができます。
★医療事務 通信コースについて
仕事をしながら、家事・育児をしながら自分の空いている時間を利用して学ぶことできることが通信コースのメリットです。
通学コースと同じように担任制のため、採点以外にも定期的にアドバイスやサポートを受けることができます。
分からないこともメールや電話で気軽に質問ができるので、自宅でも安心して勉強できると思います。
無料聴衆制度を利用すると、通信コースの途中でも3回まで通学コースに参加するもできるので、自分の勉強の状況確認ができるのではないでしょうか?
個人差がありますが、だいたい3か月で修了できるようです。
資格試験も、通学コースと同じようにコース修了後に、毎月実施される資格試験を受験することができます。
通信コースは、自宅で勉強したい人、他の人の影響を受けずマイペースに進めたい人、費用を安く抑えたい人、通学に時間をかけず短時間に集中して勉強したい人におすすめです。
まとめ
私の場合は、挫折から始まった医療事務への道でした。私と同じように、今のお仕事に悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。
医療事務の資格は、お仕事をしながらでも真面目に勉強すれば、ほとんどの方が取得できるので達成感があり、自分に自信を持つことができます。
また、それだけではなく、次の就職先の選択肢が広がるので、転職を考えている方にもおすすめです。是非、選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか?