第二次世界大戦末期、長崎には原子爆弾が投下され多くの方が犠牲となりました。
毎年犠牲者を慰霊するとともに、二度とあのような出来事を起こさないよう、そして戦争の悲惨さを風化させないように8月9日に平和祈念式典が行われます。
今回は、平和祈念式典に参加する際の服装や、献花の方法について解説していきます。
平和祈念式典に参加する際の服装は何が良いのか!
長崎原爆被害者慰霊平和祈念式典は、長崎市松山町にある長崎平和公園平和祈念像前で、毎年8月9日に行われます。
長崎平和祈念式典は、原爆で亡くなられた方の霊を慰め、世界平和を祈るために行われるものです。
この平和祈念式典は、どなたでも参加できることをご存知でしたか。
誰でも自由に参加できるといっても、原爆で亡くなられた方の霊を慰め平和を祈る趣旨で行われています。
その場所にあった服装に気を配る必要がありますよね。
参列される原爆被害者やご遺族、関係者のほとんどが喪服を着用していらっしゃいます。
服装に決まりが定められているわけではありませんが、平和祈念式典に参加を希望する方は、喪服かそれに準ずる服装が好ましいでしょう。
ジーンズやジャージ、派手な格好は避けて、シャツや地味な色の服装を選んだ方がよさそうですね。
合わせて靴に関しても、男性は革靴、女性は暗い色のパンプスなどにしましょう。
サンダルやスリッパ、ヒールの高い靴は好ましくありませんので、気をつけてくださいね。
また、当日は会場に多くの参列者が集まります。
残念ですが、スリの被害も出ているようです。
持ち物は必要最小限にして、貴重品は肌身離さず持つように注意しましょう。
熱い時期なのでハンカチやタオルを持参するといいですね。
日焼けや熱中症対策に、帽子や日傘を使用する方もいらっしゃいます。
式典中は周りの方の迷惑にもなりますので、使用しないようにしましょう。
平和祈念式典で恥をかかない為に献花のやり方を紹介!
平和祈念式典では、原爆の犠牲者の霊を慰めるために献花を行います。
献花台に花を供える様子をテレビ中継で見たことがある方も多いでしょう。
献花の初めは首相や市長、遺族代表などが大きな花輪を献花台へ献花します。
一般の参列者はその後に献花を行うことになります。
では、当日献花台の前で恥をかかないために一連の献花のやり方・作法をご紹介しますね。
1、花は、茎の方を左手側に、花の方を右手側にして持ちましょう。献花する花は持参しません!その場で準備されているものを供えます。
2、順番が来たら献花台の前に進みます。
3、花を右手側にして持ち、茎が献花台に向くように回し替えます。
4、花が自分側、茎を献花台に向けた状態で静かに献花台に供えましょう。
5、黙とうをしたあと、一礼します。
6、向きを替えて元の場所へ戻りましょう。
このような一連の献花の手順をご存知だった方どのくらいいらっしゃるでしょうか。
私は恥ずかしながら、知りませんでした。
平和祈念式典に参加される方は、事前に献花の手順を調べてから行かれることをおすすめします。
そしてその場で慌てないよう、一度練習してから参加するのも良いですね。
分からない時は、自分より前で献花をしている人のやり方を見て確認しましょう。
まとめ
毎年長崎県内だけでなく、全国各地からたくさんの方が平和祈念式典に参加されます。
年々原爆死没者が増え、日本人から薄れがちになっている原爆や戦争の悲惨な記憶。
後世に引き継ぐためにも、私たちが今一度戦争や原爆の悲惨さ、そして平和の大切さに関心を持ちましょう。
そして、これからの世界平和を願い平和祈念式典に参列するのもよいのではないでしょうか。