ページコンテンツ
暑い日が続き、もうすぐ夏休みが近づいてきましたね。
そして、今年は新盆があるわ!と落ち着かない気持ちの人もいることでしょう。
実は、私の実家も新盆です。
新盆の行事を母だけに押し付けてはいけないなぁと思い、新盆の基礎知識を調べてみました。
新盆って、いつものお盆と違うの?
知っていて損はないですよ。
何となく見たことがあるけど、どういう意味があるの?と思ったことをまとめてみました。
参考にしてくださいね。
「新盆」とは?
「にいぼん」「しんぼん」と読み方は色々のようですね。
「初盆(はつぼん)」と呼ばれる地域もあります。
私の実家は、「新盆(しんぼん)」と言いますが、旦那の実家は「初盆(はつぼん)」と言うので、話す相手によって言い方を変えるようにしています。
「新盆」とは、亡くなられた方が死後、四十九日の忌明けを過ぎてから初めて迎えるお盆の事をいいます。
毎年お盆には、ご先祖様が帰って来られるため家族や親せきとお供え物をして供養してすごしますね。
新盆の年は、それに加えて仲の良かった知人や僧侶を招いて法要を行い、法要後は皆で食事をすることが一般的です。
何を準備したらいいのかな?と思い調べていると「こも」という言葉が出てきました。
私は、祖父母からお盆の準備を手伝わされて育ちましたが「こも」という言葉は知りませんでした。
そこで、ちょっと気になったので調べてみました。
~お盆のお供えはこれだけは抑えておこう!こもは必須アイテム!~
「こも」とは、「真菰(まこも)」という稲の一種を編んで作った敷物で、お盆の時、お供え物の下に敷くものです。
真菰は薬用成分が含まれた植物で、お釈迦様が真菰の上で病人を治されたという故事から仏事に使われるようになったそうです。
お盆の前になると、スーパーやホームセンター、仏具店で買うことができます。
お盆の期間は、仏壇の前に座卓や小机を置き「こも」を敷いて、その上にお供え物を置いていきます。
これを「精霊棚」と言います。毎年新しいものを使うことになるので、値段は気にせず安い物で大丈夫です。
もし、「こも」が見つからない場合は、代わりに白い布でもよいそうです。
「こも」と聞いて分かりませんでしたが、実家では「ござ」と呼んで、亡くなった父が毎年編んでいました。
今年は、弟が作ります。上手に編めるよう見守りたいと思います。
~お盆の基礎知識!こもの包み方はルールがある!~
お盆の期間は8月13日~16日が一般的です。16日には送り火を焚いてご先祖様があの世に帰るためのお見送りをします。
この時、ご先祖様にお土産としてお供え物を包み持って行ってもらう習わしがあり、このお土産を包むのに使われるのが「こも」です!
「こも」の上に並べられたこのお供え物は、亡くなった人の好きだった物や季節の果物・野菜などです。
これらのお供え物を「こも」に包みあの世へのお土産にします。
包み方にもルールがあります。注意しましょう!
・「こも」を精霊棚から外し、畳の上など平らな所に広げます。
・その上に、お供えしていた果物、野菜、お菓子、お団子などを置きます。
・「こも」でお供え物を包むようにクルクル巻きます。
・筒状になった「こも」の両端をヒモで縛ります。ヒモはわらを編んだ物でも、ビニールヒモでもなんでも良いです。
・送り火の際に燃やして供養します。燃やせない場合は、塩で清め白い紙に包んで可燃ごみとして出します。
まとめ
実家では、包んでお墓まで運んでから燃やしていましたが、すき間からお供え物が落ちそうになり運ぶのが大変でした。
あんまり沢山包めないですし、夏場なので腐りやすいです。包むも物は選んだ方が良いですよ。
お盆の準備の時は、お供え物ばかりに気持ちが向いてしまいますが、「こも」も必須アイテムです。忘れずに用意しましょうね。